今日はさらっと「インプラントの埋入法(埋め込み方法)」についてお話ししましょう。
一言で言うと、「骨の中に穴を開けて入れる」。
しかしそこで問題になるのは「初期固定」という概念です。要するに骨に穴を開けてインプラントを入れる際に、穴が大きすぎると入れたインプラントがグスグスフラフラになります。この際、開けた穴とインプラントはある程度適合(ピッタリ)している必要があります。そういう状態を「初期固定が確保できている」と表現します。要は最初からしっかりしていないといけないと言うことです。
そのため、埋入するインプランに合わせたドリル選択ができるように、各メーカーのシステムが組まれています。例えば、リプレイスセレクトテーパードインプラントのRP13mmのインプラントを埋入するためには、(1)2mmのガイドドリル (2)NP13mmドリル (3)RP13mmドリル、の3本のドリルを順に使って穴を開けます。
これらのインプラントにしっかり合ったドリルシステムを選択しても骨が柔らかい場合はグスグスになることがあります(特に上顎)。その場合は「オステオトーム」を使用して、ドリリングするのではなく、周囲に骨を押しのけるような(コンデンス)やりかたで埋入するとうまくいきます。
穴を開ける際に、気をつけなければいけないのは「解剖学的制約」です。この話はまた次回。では。